下関とふく

下関とふく(しものせきとふく)は、フグの集積地としての山口県下関について記述する。下関など西日本では、フグの事を濁らずに「ふく」と呼ぶ場合が多い。これは、フグが「不遇」に繋がり、フクが「福」につながるからなど諸説があるがはっきりしない。若年層は普通にふぐと発音することも多い。

下関の天然トラフグの約6割は遠州灘沖で漁獲されたもので、15年ほど前から海流の変化で、遠州灘沖が国内屈指のトラフグの漁場となり、浜松市内の舞阪漁港で大量に水揚げされるようになった。国内に流通しているトラフグのうち、天然物は僅か1割ほど。

下関は、日本で水揚げされる天然のトラフグやクサフグなど8割近くが集まり、また長崎県や熊本県で、主に生産される養殖トラフグも大部分が集まる一大集積地である。下関に集まったフグはここで売買され、毒を持つ内臓部分などが除去する加工が成されたあと、東京や大阪の消費地へと運ばれる。

特に下関の唐戸魚市場は、1933年(昭和8年)に開設されたフグの取引所として知られ、大型船が接岸できる立地を生かした南風泊(はえどまり)市場は、日本最大のフグ取り扱い市場として知られている。山口県は1989年にふぐを県魚と指定。このように下関とふぐは象徴的な結びつきが強い。

イベント
1935年(昭和5年)より「関門ふく交友会」主催で「ふく供養」が行われている。太平洋戦争中は中断していたが、戦後復活し毎年4月29日に供養の行事として、ふぐの放流が実施されている。

また、下関ふく連盟により1980年より2月9日を「ふくの日」を制定。この日は「ふくの日まつり」が恵比寿神社で開催されている。


⇒フグ料理


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